エンジンオイルはクルマの血液です。エンジンを効果的かつ円滑に作動させるために重要な役割を果たしています。エンジン内のオイルの動きは、人間の血液の流れによく似ています。オイルはエンジンの底の部分であるオイルパンにためられ、そこからオイルポンプで吸い上げられ、オイルフィルターというろ過装置を通って汚れを取り、エンジン各部に供給されます。各部を潤滑したオイルは、ふたたびオイルパンに戻って循環を繰り返します。
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オイルポンプは心臓、オイルフィルターは肺といったところでしょう。オイルの役割は、大きく分けて三つあります。それは潤滑、冷却、洗浄です。まず潤滑ですが、エンジン内部は金属同士がすれ合っている部分がほとんどですから、金属と金属の間に入り込み、摩耗を防ぎます。同時に、気密作用もあります。エンジンオイルは潤滑をしつつ、シリンダーとピストン間のわずかなすき間を濡らしてオイルの膜を作ります。このオイルの膜が燃焼ガスがもれるのを防いでくれるわけです。子供のころ、紙鉄砲を作ったことがあるでしょう。思い出してください。そのとき、紙玉を詰め込む際、口でかんで唾で濡らしたはずです。乾いた紙だと気密が保たれないので、勢いよく飛びません。あれと同じです。