日本では、高校卒業までで六年間、大学まで入れれば一〇年ぐらい英語を学んでいるのに、なぜか、ネイティブスピーカーとの平易な会話どころか、アメリカの空港での入国審査や、英語圏の国への旅行時のショッピングなどの簡単なやりとりさえもうまくできないのが、多くの日本人です。それなら書き言葉、読み言葉ならどうかというと、大学でのいわゆる原書講読などでは、たった一冊の木を半年とか一年かけて読むという程度のレベルです。それもほとんどが翻訳作業を「講読」といっています。ですから、『タイム』や『ニューズウィーク』といつか雑誌を英語のまま読むことができない成人がほとんどでしょう。『タイム』や『ニューズウィーク』に日本版があること自体が、日本の英語教育の情けなさを物語っています。